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モーツァルト!

福利厚生事業!?
友人からチケットをいただいたので、11月23日に帝国劇場でミュージカル「モーツァルト!」を観てきました。

まぁ、感想とまではいかないまでも…。


モーツァルト!
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎
(2010年11月6日~12月24日 帝国劇場)


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脚本も音楽も演出も、以前観に行った『エリザベート』とまったく一緒。

主役のヴォルフガング・モーツァルトはWキャストだったのですが、私が観たのは井上芳雄ヴァージョン。
ほか、モーツァルトのお父さん役に市村正親、お姉さん役に高橋由美子、奥さん役に島袋寛子(SPEED)、コロレド大司教役には山口祐一郎と、なんとも豪華な顔ぶれ。
山口祐一郎さん、こうして改めて聴くとやっぱり上手いなぁ。

そして、chama注目は、モーツァルトの後見人 ヴァルトシュテッテン男爵夫人役の香寿たつきさん。
彼女の歌う「星から降る金」は本当に素敵でした☆
宝塚事情に詳しくないのでまったく知りませんでしたが、宝塚出身の方だそうです。

作品全体としても、ストーリーがしっかりしていてよい出来でした。
友人は以前、別のキャストでこの「モーツァルト!」を観たことがあったらしいのですが、今回のほうが断然いいと感動していました。


ちょうどこの日は、終演後にトークショーも。

アルコ伯爵役の武岡淳一さんの司会で、井上芳雄さん、島袋寛子さん、モーツァルトの義母(妻の母)役の阿知波悟美さんのお話をしばし楽しませていただきました。

特に阿知波悟美さんがおもしろくて、そのサバサバしたお人柄に好感が持てました(≡^∇^≡)
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Tanztheater Wupprtal Pina Bausch 2010

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団
特別公演―2010年6月

Tanztheater Wupprtal Pina Bausch
Japan Tour - June 2010
(2010年6月5日 滋賀県立芸術劇場/6月8日~6月9日、6月11日~6月13日 新宿文化会館)


今回は、「私と踊って」一演目のみ。
私が観たのは、6月11日に新宿文化会館で行われた公演です。

昨年6月30日、ピナ・バウシュが癌で急逝してから初めての来日公演だったわけですが、カーテンコールで彼女の姿が観られないのは、やはり寂しいものでした。

新作だって、もっともっと創って欲しかったのに。


  私と踊って
  Komm tanz mit mir
  演出・振付:ピナ・バウシュ
  (1977年)

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舞台上には複数の男女が登場し、男たちは黒いロングコートに黒いハットと、全身黒ずくめ。
女たちはシンプルなワンピース姿に身を包んでいる。

全身黒ずくめの男たちの中で、ただひとり白いジャケットに身を包み、サングラスをかけてビーチチェアに寄りかかっている男がいる。
真夏のバカンスを思わせる。

ひとりの女が彼に恋をし、「私と踊って」と呼びかける。

この「私と踊って」がキーワードになっていて、男女の関係の変化に従って、それが相手を誘う甘い声になったり、泣き叫ぶ悲痛な声になったり、あるいは暴力的な怒声になったり。

このあたりの、決して理解し合えないけれど、相手を求めてしまう男女の描き方は、いかにもピナ・バウシュらしい。

また、舞台上に水やら火やら土やらあれやらこれやら突飛なものが登場する舞台美術は、ピナ・バウシュの公演の楽しみのひとつ。

この「私と踊って」では、たとえば『パレルモ、パレルモ』で舞台上に高く積み上げられた壁が一気に崩れ落ちるようなインパクトはないけれど、舞台上に造られた白い急斜面をダンサーたちが滑り降りたり駆け上がったり、あるいは白樺の木が根っこごと落ちてきたりと、なかなか思い切ったことをやってくれます。

舞台全体の印象としては、ドイツ語の歌や台詞が多くて、ちょっと難しく感じられた。
演技や感情表現によって、ある程度ストーリーは理解できるものの、それでもやっぱり、ね。

ワタクシ、学生時代に第二外国語でドイツ語を勉強していたのですが、あまりになんにもおぼえていなくて、ヒトの忘却能力の高さに驚きました。

ドイツ語の響き、好きなんだけどなぁ。
特に男の人がしゃべるとカッコイイのです♪
もう胸キュンなのです☆

ドイツ語圏へ行くときは、ドイツ語を再勉強して少しは会話ができるようになってから…なんて思ってたけど、こりゃ、無理かなぁ。


ハッ!
最後はこんな無駄話で終わってしまった( _ _)

ULTRA PURE!

脚本・演出家の福島三郎ファンである友人と観てきました。


ULTRA PURE!
作・演出:福島三郎
(2010年3月8日~3月22日 東京グローブ座)


オフィシャルサイト
http://pure.mx/

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スキーに来ていた馬術クラブのメンバーたち。
ところが、突然の地震によって、彼らは宿泊先の別荘に取り残されてしまう。
はじめて“死”が現実味を帯びたものとして迫ってきたことで、彼らは自分たちの本当の気持ちに向き合っていく…。

と書くと、なんだか大袈裟で堅苦しい話だと思われるかもしれませんが、実際にはコメディ要素が強く、笑いの中にほどよく“ハートフル スパイス”が振りかけられたような感じ。

30歳を目前にした童貞男(三宅健)が、果たして誕生日を迎えるまでに脱・童貞できるか!?
が、物語を構成する一本の太い軸になっていることからも、そう真面目臭った話ではないことがわかりますよね。
(もちろん、「脱・童貞できるか!?」が、この作品の伝えたいメッセージなわけではない。)

恋の行方については最初からわかりきっているので、あとは結論に至る過程、その過程に差し挟まれる笑いやエピソード、俳優たちの演技、そしてラストですべてをひとつにまとめ上げる演出家の手腕に注目して、安心して楽しむことができました。

金門五山桐

昨日は、足を怪我して行けなくなった母の代わりに歌舞伎を観に行ってきました。
歌舞伎なんて、何年ぶりだろう。

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昼の12時に始まって、終わったのは午後3時30分。
もちろん途中で休憩が入るんだけど、なんだか疲れた|||(;´д`;)||||||
この疲労度は、『アバター』を裕に超えるよ。


通し狂言 金門五山桐―石川五右衛門―
作:並木五瓶
補綴:国立劇場文芸課
(2010年3月5日~3月27日 国立劇場)


石川五右衛門 vs 真柴久吉(=豊臣秀吉)。
本公演では、石川五右衛門役には中村橋之助、一方の真柴久吉役には中村扇雀が配されています。

安土桃山時代の大盗賊 石川五右衛門が、真柴久吉の寝首を狙うが失敗して捕えられ、釜煎りの刑に処せられるという話を歌舞伎に仕立てたもので、この『金門五山桐』(きんもんごさんのきり)が、石川五右衛門を主人公に据えた最初の歌舞伎芝居で、初演は安永7年(1778)まで遡るのだそうです。

でもって、久しぶりの通し上演だったらしいけど、長かったわ~~~っ。
イヤホンガイドはあまり好きではないので借りなかったら、言葉が難しくてよくわからなかったし、誰が誰だかもわかりづらかったから、余計に長く感じたのかも。

そんな中、満開の桜に囲まれた五右衛門が「絶景かな、絶景かな」の台詞を吐く「南禅寺山門の場」や、五右衛門のつづら抜けの宙乗りは、本公演の最大の見せ場だけあって、観ていて楽しく、場がパッと明るくなりました。
こういう派手さこそ歌舞伎の魅力ですね~。

…などと、上演時間の長さにあっさりと敗北するような人間が歌舞伎の魅力を語る資格はない。

月いづる邦

先々週の土曜日の12月5日は、演劇 → 習いごと → 映画、そして中央線高架化工事に伴う列車の運休に巻き込まれないようソッコー帰宅。
と、私にしては慌ただしいスケジュールでした。

まずは演劇。
前回の『みんなの妊娠』は体調不良により観に行けなかったので、今度こそ!と楽しみにしていたLa Compagnie An(ラ カンパニー アン)の舞台です。


La Compagnie An
月いづる邦―mother moon―

構成・演出:西山水木
振付:明樹由佳
音楽:吉良知彦(ZABADAK)/Jung TaeHyo(DJ.TEYO)
作詩:小峰公子
(2009年12月3日~12月7日 座・高円寺)


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世界へ旅に出ようよ。
重たい荷物も旅の準備もいらない。
今立っているこの場所から一歩踏み出すと、そこはもう“世界”。

  ここ、世界…、世界!

  違うよ、そこは世界じゃなくて“ここ”

一歩踏み出した瞬間、世界はすでに世界ではなくなり、“ここ”になる。

じゃあ、今までいた場所は、“世界”?
いえいえ、そこは世界ではなく、“ふるさと”です。

  ここ、世界、ふるさと… ここ、世界、ふるさと…

世界へ旅に出て、いつもここにいて、たくさんのふるさとができる。

旅の途中でできた家族、友だち。
旅の途中で目にした悲しんでいる人、泣き叫んでいる人、声高に笑っている人、血を流して死んでいる人、戦争、お母さん!

舞台上に投げ出されるいくつものイメージや記号。

台詞や物語といった演劇的要素より、音楽とダンスが重要な役割を担っていて、今まで観たAnの舞台の中で最も抽象的な作品という印象を受けました。

抽象はイメージを膨らませる余地を残してくれる代わりに、“伝えたいもの”をぼやけさせてしまう。
それに私は、今までのAn独特の台詞や物語の進行の仕方が大好きだったので、今回ももうちょっと演劇的要素が欲しかった気がします。
その代わり音楽やダンス(特に音楽!)が充実していて、とっても豪華でその点は満足☆

また、演技と音楽とダンス、それぞれの出演者に核となる分野があるのだろうけれど、例えばミュージシャンやダンサーにだって台詞があるし、役者だって踊るし、ときには楽器も手にする。
それをそつなくこなしてしまうあたり、みんな多才だなぁ。


ちなみにこの日は、終演後にジェストダンス(生演奏付き)もあり、こちらも豪華でお祭りにでも遊びに来たみたいでした。

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