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痴人の愛

痴人の愛
谷崎潤一郎 著
(1947年 新潮文庫)


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電気会社の技師で、“君子”のあだ名まで付くほどの質素で真面目で凡庸な河合譲治は、カフエエで働く数え歳十五のナオミを見初める。
「とにかくこの児を引き取って世話をしてやろう。そして望みがありそうなら、大いに教育してやって、自分の妻に貰い受けても差支えない」という気持ちで彼女を引き取ることにする。
しかし、自分好みの理想の女を創り上げようと思っていた当初の思惑に反し、河合は次第にナオミの肉体に溺れ、堕落していく―。

有名な脚フェティシズム を含め、谷崎の女性観や恋愛観が色濃く現れた作品。
堕落の中にある幸福、切なさや儚さや美しさをともなう堕落とは違って、もっと俗っぽい堕落の中にある幸福。

正直、谷崎文学の美学も幸福観も私には最後までピンとこなかったけど、大正末期の世相が垣間見られて興味深くはあった。
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